世の中のほぼすべての建物は耐震です

建築構造には、耐震・制震・免震と大きく分けて3つのカテゴリーがありますが、そのほとんどすべてが耐震にカテゴライズされる建物で、制震・免震は建築全体の中で少数です。
地震に耐える建物はすべて耐震になるので、逆に言うと制震・免震ではない建物はすべて耐震ということになります。
免震建築は、建築基準法第37条の国土交通省大臣の認定を受けた免震材料を採用することで、免震建築とすることが可能ですが、戸建て住宅ではコストが合わず、大規模建築の採用に限られているのが現状です。
一方で制震建築は、建築基準法に記述がなく規準があいまいです。制震効果が十分ではない制振装置も制震として販売されているケースもありますので注意が必要です。